シャワーを浴びている時に風呂場から
くも(こんちゅう)
があらわれる。でも蜘蛛って昆虫じゃないよなあ
まあ それはおいておいて何処かの格闘家と同じように僕も蜘蛛が嫌いだ
死体を処理するのが面倒だからだ


基本的には見逃してやる
シャワーで軽く水をかけて威嚇したら逃げたので
流石に蜘蛛もこれ以上ちょっかいをかけるような真似はしないだろうと思いシャワーを続ける
ふと蜘蛛の様子を見ると
蜘蛛の隣に、黄色くて針がある奴が飛んでいる
人差し指くらいの長さがあるそいつに股間を刺されたらたまったものではない
一時的には巨根にはなるだろうが精神的肉体的にダメージを受ける
多分 あの過敏な所に刺されたりしたらショック死する
蜂に股間を刺され死亡
とか三面記事に出たら泣くに泣けない


それだけは避けたい
僕は頭を洗って体を洗い風呂場から逃げ出す事にした
そして、リフレッシュした僕に水を差すような真似をした奴らを処理する事にした
風呂場をアウシュビッツ強制収容所にする事にしたのだ


風呂場を密閉し
キンチョールという毒ガス攻撃を仕掛ける。
さっきまで石鹸の香りがしていた風呂場はたちまち汚染され
キンチョール臭があたりに漂った
奴らが衰えていく様が見える


そして風呂場には二つの死体が残った
さすがに気持ち悪いので死体処理はしたくない
細胞が分解して消滅するまで待つ事にする
浴槽に死体が落ちてしまったのでしばらくはシャワーのみになりそうだ



虫とか全然平気で死体処理してくれる嫁さんを探さないと
俺は生きていく事ができないのでは無いかと不安になった一日であった




追記
今「死亡確認!」してみたら
少し干からびていたのでもう少ししたら完全に排水溝から下水道のヘブンズドアを開けそうです