自然

自然を元に戻そうとか言う運動をたまにやっているのを見る
自然といって想像するものと言うと
緑、鳥、蝶々みたいなモノが思い浮かぶ


はやりパンフレットにもそういうものが描かれており、
やれ自然は素晴らしいと言う事が延々と述べられている


面白いのは化学を悪と見ている所だ


この化学を悪とする精神がどうにも解らない
化学が発展したから赤痢なんていう病気にもかからなくなったのに
自然の良い所だけ科学の悪い所だけ見せられてもなあと思ってしまう


個人的な話 僕は自然と言うものは程々の方が良いと思っている
無くてはならないんだけど多すぎると困る
それくらいじゃないと自然が嫌いになりそうである


数年前の話だが
ありを二周り程大きくして羽を生やした感じの虫が台所に大量発生して台所を占拠された事がある。
武器、蟻キラーを装備し、
俺の部屋と台所の国境であるドアその2から毒ガス攻撃を開始
三日三晩戦っても決着は付かず
一週間くらいで蟻軍が多大な犠牲を出して争いは終結した(死体は掃除機で全部吸い取った)


また、自炊して2日後にいきなりゴキブリが現れたり
自転車で走っている時に蚊の群れが顔にペシペシ当たったり
布団干してる時に良く解らない黒い虫が布団のところに掴まってたり
自転車出してさあ出かけようと思ったら黄色と黒の大きい蜘蛛が「今掴まってるところだぜ ベイベー」なんて良いながら白い糸出して垂れたりしたり


とにかく自然と言うのはイメージする分には良いイメージが湧くかも知れないのだが
実際に身近で暮らしているとマイナスの面も目立つ


年配の方から言わせて貰うと「そんな事当たり前」なんだろうが
都会で暮らし都会で育った者にとっては
こういうものに免疫が無く気持ち悪がってしまう。



総じて、都会で自然を戻しましょうなんて言ってる団体は
マイナス面というのをあまり考えないで自然に戻せと言ってる様な気がしてならない


化学と自然のマイナス面とプラス面両方を知り
お互いのプラス面を尊重していくようにするのが大切じゃないかなと頭悪いながら考える